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「君が異端だった頃」が発売されました。

3月生まれの幼年期から、めくるめく修業時代を経て、鮮烈なデビューへ―。戦後の文学を彩った、文豪たちとの愛憎劇と、妻がある身の最低男の、華麗なる遍歴と、不埒な煩悶と。最後の文士・島田雅彦による自伝的青春私小説。

2019.08.05

「人類最年長」が発売されました。

一八六一年三月十三日、横浜に生まれた。二十五、六になるまで、定職に就くことなく、風の吹くまま、浮き雲暮らしをしていた。四十を過ぎて、報われない女遍歴にも終止符を打つのだが、戦争の機運が高まり、日露戦争が始まっ 、従軍記者として急遽、戦場に派遣されることになってしまった…。

2019.04.12

「絶望キャラメル」が発売されました。

絶望は噛みしめるほどに甘くなっていく――経済が崩壊し、諦め感の漂う町・葦原で、四人の高校生は町の未来を懸けたプロジェクトに着手する。島田雅彦が贈る青春小説のニュースタンダード!

2018.06.13

「深読み日本文学」が発売されました。

「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。

2017.12.12

「カタストロフ・マニア」が発売されました。

このまま黄昏れちゃっていいのか、人類。強靭な想像力が照らし出す、我々の未来。2036年、治験のため入っていた病院で目覚めたシマダミロクは驚愕する。何しろそこには、誰ひとりいなくなっていたのだから――。太陽プラズマの放出、感染症の蔓延、そしてAIの専制が世界を脅かすなか、彼は「大淘汰」の流れを止めることができるのか。来るべきディストピアを見据え警鐘を鳴らす、純文学×SFの到達点!

2017.05.31

「アルマジロ王」が発売されました。

このままでは日本に未来はない。オレは救世主アルマジロ王を何としても探し出す―流れ弾に当たって死んだ親友はそう書き残した。何処へ行ってもよそ者でしかなく、砂漠のような都市を永遠にさまようみなし子=堕天使たち。そんな彼らの孤独を癒し、守ってくれる幻の救済者アルマジロ王を追い求めて、ぼくは世界の果てまで巡礼の旅に出た…。愛と性と思想と放浪の物語7篇収録。

2017.01.11

「筋金入りのヘタレになれ」が発売されました。

これまで自分が辿ってきたこの道筋に、不正や間違いはなかったかどうか。自分はメンツというものに囚われて何か大きな過ちを犯していないかどうか。一度、自分を丸裸にして赤裸々な告白をする。そうすることで、初めて謙虚さや、本当の意味での倫理を知ることができ、初めて正義というものを正面から追求する権利を獲られるのだ。

2016.06.09

「ニッチを探して」が発売されました。

背任の疑いをかけられた大手銀行員・藤原道長は、妻と娘を置いて失踪した。人目を避けた所持金ゼロの逃亡は、ネットカフェから段ボールハウス、路上を巡り、道長は空腹と孤独を抱え、格差の底へと堕ちてゆく。一方、横領の真の首謀者たる銀行幹部たちは、事件の露見を怖れ、冷酷な刺客を放つ―。逆転の時は訪れるのか。東京の裏地図を舞台に巨額資金を巡る攻防戦の幕が開く!

2016.01.01

「ミイラになるまで 島田雅彦初期短篇集」が発売されました。

現代文学を牽引し続ける著者の初期短篇7作品。文学と社会への強烈な批評精神と、アイロニックな饒舌文体で繰り広げる島田文学の原点。収録作「観光客」「聖アカヒト伝」「ある解剖学者の話」「砂漠のイルカ」「アルマジロ王」「断食少年・青春」「ミイラになるまで」

2015.11.10

「優しいサヨクの復活」が発売されました。

安保法制をめぐって近年にない政治運動が巻き起こった日本。なかでも学生たちによるデモ活動は社会に大きなインパクトを与えた。彼らの素直な感性が国を変えていく力になる、とかつて『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビューした現代を代表する作家は指摘する。国家が暴走を始めたとき、一見時代遅れにも思えるサヨクが真の価値を発揮する。戦後日本における右・左の対立軸、日本国憲法の本質、隣国との付き合い方から転換期を迎える資本主義社会のサバイバル術までを、本書は豊かな想像力で描いていく。政治家にも評論家にも語りえない、作家ならではの現代日本論。

2015.10.16