月別アーカイブ: 1996年3月

浮く女沈む男

メランコリーな気質を持つ少壮の学者・山名ミツルが、妻を捨て家を出る。後にはシルクロードの西から来たかのような美女の写真が残されていた。夫を追い西へ向う妻と弟イタル。やがて二人の前に現れてミツルは、船旅へ出ると告げる。ミツルと謎の美女を乗せた高級客船・弥勒丸は、神戸から東アジア・クルーズに出発する。優雅なはずの船旅だったが、ブルース・リーと名乗る男に船が洋上で買収され、運命が一変する。海洋冒険小説の新しい展開。

彼岸先生の寝室哲学

婦女子には誠実に、下手な嘘はつかず、悪びれず、威厳をもって奴隷となれ。―人生の師にして下半身の達人・彼岸先生が、めくるめくエロスの深淵へと読者をいざなう、超過激な、愛と性の哲学講義。