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往生際の悪い奴(日本経済新聞出版社)

「悪いことをすると、心が軽くなる気がするの」「悪い子になっていいよ。私を愛してくれるなら」――男はいくつになっても、女からの愛を諦めきれない。その相手が自分をあの世に誘う女であっても。谷崎、川端の世界につらなる、老いらくの恋の彼方へ。