admin のすべての投稿

茶の間の男

5000人の島田雅彦読者の本。世界のユーウツを救う若き青二才たちのための「文学講義」。本書は、郊外=帝国論の処女弾『忘れられた帝国』誕生にいたる過程の、真にスリリングで興奮に引き込むドキュメントであり、青二才の気概と崇高な意志を、成熟の知恵により再生せんとするマニフェストである。

浮く女沈む男

メランコリーな気質を持つ少壮の学者・山名ミツルが、妻を捨て家を出る。後にはシルクロードの西から来たかのような美女の写真が残されていた。夫を追い西へ向う妻と弟イタル。やがて二人の前に現れてミツルは、船旅へ出ると告げる。ミツルと謎の美女を乗せた高級客船・弥勒丸は、神戸から東アジア・クルーズに出発する。優雅なはずの船旅だったが、ブルース・リーと名乗る男に船が洋上で買収され、運命が一変する。海洋冒険小説の新しい展開。

彼岸先生の寝室哲学

婦女子には誠実に、下手な嘘はつかず、悪びれず、威厳をもって奴隷となれ。―人生の師にして下半身の達人・彼岸先生が、めくるめくエロスの深淵へと読者をいざなう、超過激な、愛と性の哲学講義。

夢使い レンタルチャイルドの新二都物語 (講談社文庫)

新しい人間の感触を求め、著者はニューヨークを歩き回った。体でリアリティを感じたものを中心に、町というテキストからこの作品は構成されたのだ。著者は言う。「90年代は下半身を鍛えねばなりません。脚と性器で世界を知るべし」夢使いって何者。レンタルチャイルドとは。私的な愛を見せる島田ワールド。

彼岸先生 (新潮文庫)

ポルノなんだか、SFなんだか、政治小説なのか、ミステリーなのかわからない不思議な恋愛小説を書いている小説家の先生は川の向う岸に住んでいる。だから…彼岸先生。東京、ニューヨークで女性遍歴を重ねたドン・ファンで、プロの嘘つきである先生を、ぼくは人生の師と見立てたのだった。ロシア語を学ぶ十九歳のぼくと三十七歳の先生の奇妙な師弟関係を描いた平成版「こころ」。泉鏡花文学賞受賞作。