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アルマジロ王

東京。予定調和のぬるま湯的都市。みなし子たちの砂漠。ぼくは巡礼の旅に出た。幻の救世主アルマジロ王のあとを追って。愛と性と思想の放浪の物語「アルマジロ王」、ほかに、精鋭短編6編を収録。

天国が降ってくる (福武文庫)

ぼくたちの意識の迷宮を探検しよう。時代は神経痛だ。永遠の船酔いと関節のうずきの中でぼくたちは死ぬことも許されない。あらゆる言葉を駆使して自分をユートピアそのものとしようとした真理男は言葉を失ってもなお、歌う。―島田文学の集大成長篇小説。

天使が通る

浅田彰と島田雅彦の二人が、ダンテ、ニーチェ、フーコー、三島由紀夫、ヴェンダースという5人の作家、思想家、映画監督について自由に大胆にそれでいて繊細な新感覚で語った対話集。二人の対話は、従来の哲学的・文学的視点にとらわれることなくジャンルや時空を超えて軽やかに飛び交い〈知〉の宴を繰り広げている。現代思想の再構築につながる様様な問題をつかむのに最適の一冊。

ユラリウム

失われた恋人を再び失うべく、コンメーディアの旅程に奏でられた眩惑のアンダンテ。永遠の“青二才”がはなつ待望の処女戯曲。

永劫回帰マシーンの華やぎ―変身の系譜学 (作家の方法)

小説を書き続けるためには、つねに街や自然の中に身を置き、雑音や野次、おかしな体験や、奇人変人といった異物を自分の思考回路に導入していかなければ、独自の遠近感を持った空間は生まれません。その方法を、最初にフーコー、つぎにニーチェ、三回目にドストエフスキーがたどった思考の軌跡に、検証してゆき、彼らに通底している部分を取り出しながら、著者の現在の小説観を表明します。